LaVoceOrfica

ヴォーチェ演奏サンプル


ここでは、MP3ファイルにしたヴォーチェの演奏サンプルをご紹介します。

22回公演 ジョスカン・デ・プレ ミサ「フェラーラ公エルコレ」 Missa "Hercules dux Ferrarie" Josquin
       (2006年9月11日 於:東京カテドラル聖マリア大聖堂) 
1 Kyrie 「主よ憐れみたまえ」
ミサ曲《フェラーラ公エルコレ(エルクレス・ドゥクス・フェラリエ)》は、ジョスカンがフェラーラ公エルコレ(Hercules Dux Ferrarie)の「名前の母音」を音階に読み替えて、定旋律として織り込むという斬新なアイデアで作曲した名曲です。
 「レ(re)-ド(ut)-レ(re)-ド(ut)-レ(re)-ファ(fa)-ミ(mi)-レ(re)」という少ない音の配列の中から、ジョスカンが描き出すポリフォニーは、即興的な掛け合いのように自由自在に展開していきます。その始まりを壮大なスケールでお届けします。
●サンプル演奏時間 約1分17秒(1,217KB) 曲を聴く(ここをクリックして下さい)
(ビットレート128kbs、ADSLなどでのアクセスを推奨します)
2 Sanctus 「聖なるかな」
今も昔も変わらない人間の感性を、現代の映画音楽のようなロマンチックな曲として、ジョスカンが伝えてくれたすばらしい曲です。「レドレドレファミレ」という単純な定旋律にこのような曲想を乗せるジョスカン・デ・プレのすばらしさに敬服します。
でも一見して無味乾燥な楽譜から、このような波が次々と寄せるようなエネルギーを感じさせる曲であったとお伝えできるのは濱田先生の解釈によります。それをお届けするのが私たちLa VOCE ORFICAの使命です。
●サンプル演奏時間 約1分08秒(1,081KB) 曲を聴く(ここをクリックして下さい)
(ビットレート128kbs、ADSLなどでのアクセスを推奨します)


21回公演 モンセラートの朱い本(スペイン/モンセラート修道院に遺された14世紀の写本)
        Llibre Vermell de Montserrat
       (2005年10月21日 於:東京カテドラル聖マリア大聖堂) 公演写真へ
なお、この演奏会は、2006年2月号の「音楽の友」特集「「コンサート・ベストテン2005」で音楽評論家 谷戸基岩氏が選定するベスト10に選ばれました。当日お越し下さいました皆さまに感謝申し上げます。 
1 Mariam Matrem Virginem 「乙女にして母なるマリアさまを」
モンセラートの朱い本の解説に「類い希な美しい旋律」と記しましたが、この「マリア・マートレム」はその中でも一頭抜きん出ています。
西山まりえさんのハープの美しさ、テナーソリスト七条信明さんの溢れ出る歌心、そしてヴォーチェ合唱の低声部の繊細なサポート。いずれも公演写真をご覧になりながらお楽しみ下さい。
ここでは、8分40秒にわたる全曲をご披露いたします。
●サンプル演奏時間 約8分40秒(8,079KB) 曲を聴く(ここをクリックして下さい)
(ビットレート128kbs、ADSLなどでのアクセスを推奨します)
2 Stella Splendens 「輝く星」
こちらの曲は、一転して、モンセラート修道院参りに集まった民衆が、マリアを「輝く星」と讃え歌い踊った、はつらつとした曲です。
元々は単旋律の曲ですが、演奏は濱田芳通氏のアレンジによります。
ここでは曲の終盤部分をおとどけしますが、和田充弘さんのパーカッションが冴えます。
●サンプル演奏時間 約2分20秒(2,236KB) 曲を聴く(ここをクリックして下さい)
(ビットレート128kbs、ADSLなどでのアクセスを推奨します)
3 Splendens ceptigera 「王しゃくを持ち輝ける女王よ」
この曲も単旋律ですが、東京カテドラル聖マリア大聖堂の響きを生かしたカノンにしています。
音の重なりの面白さをお楽しみ下さい。
●サンプル演奏時間 約2分6秒(1,971KB) 曲を聴く(ここをクリックして下さい)
(ビットレート128kbs、ADSLなどでのアクセスを推奨します)


18回公演 ジョスカン・デ・プレ 「ミサ パンジェ・リングァ」 Missa"Pange lingua", Josquin
       (2002年5月27日 於:東京カテドラル聖マリア大聖堂)
1 「ミサ パンジェ・リングァ」より Kyrie-Christe-Kyrie
天才ジョスカン・デプレの作品中でも屈指の名曲の始まりをお聴き下さい。
ヴォーチェでは、流れ、うねり、ほとばしり…、曲が持っている作曲家のエネルギーを拍節から逃れた演奏で再現しています。
東京カテドラル聖マリア大聖堂の残響に包まれた魂が吸い込まれるような演奏をお聴き下さい。
●サンプル演奏時間 約180秒(2,961KB)  曲を聴く(ここをクリックして下さい)
(ビットレート128KB/S、ADSLでのアクセスを推奨します)
2 「オケゲムの死を悼む挽歌」より後半部分
音符の支配者といわれたジョスカン・デ・プレが、ヨハンネス・オケゲムの死を悼んで作曲したこの曲は、ジョスカンの曲中だけでなく音楽史の上でも傑作中の傑作です。
前半の大きな嘆きの旋律も凄いですが、後半の抑えきれない悲しみを抑制的に表現したこの深い世界をヴォーチェの演奏でお聴き下さい。
●サンプル演奏時間 約100秒(1,596KB)  曲を聴く(ここをクリックして下さい)
(ビットレート128KB/S、ADSLでのアクセスを推奨します)
15回公演 モラレス 「レクイエム」 Requiem (Missa pro defunctis) Morales
        (99年6月28日 於:東京カテドラル聖マリア大聖堂)
第1曲 「イントロイトス(入祭唱)」から 冒頭の旋律
死者を送るレクイエムの敬虔な始まり。永遠の命をひたすら願う残された者の切々たる音色が蘇ります。
聴き手の心に寄り添うようなモラレスの音楽性の高さをお聴き下さい。
なお、この演奏会は、2000年2月号の「音楽の友」特集「評論家・記者が選ぶ99年コンサートベスト10」で音楽評論家濱田滋郎氏が選定するベスト10に選ばれました。
当日お越し下さいました皆さまに感謝申し上げます。

サンプル演奏時間約60秒 (926KB)  曲を聴く(ここをクリックして下さい) 

14回公演 ジェズアルド 「聖週間のレスポンソリウム集」 Carlo Gesualdo
        Responsoria et alia ad officium Hebdomadae Sanctae spectantia
        (98年5月11日 於:東京カテドラル聖マリア大聖堂)
第1曲 「オリーブ山の上で」から 冒頭の旋律
ルネサンス時代に、すでにこのような斬新な和声進行が生み出されていました。
ヴォーチェの演奏では「複雑で斬新な和声進行」というだけのイメージが強いカルロ・ジェズアルドの曲から、かくも甘美な旋律を引き出しています。
うねるような旋律の緩急と秘められた音楽のすばらしさをお聴き下さい。

サンプル演奏時間約40秒 (634KB)  曲を聴く(ここをクリックして下さい) 

13回公演 モンテヴェルディ 「聖母マリアの夕べの祈り」 Vespro della beata Vergine 1610
       (97年3月10日 於:東京カテドラル聖マリア大聖堂)
第8曲 「主が家を建てられたのでなければ Nisi Dominus」から 冒頭の旋律 
各々5声ずつ、合わせて10声部の2重合唱が織り成すこの曲は、ヴェネツィア市民が選挙した総督(ドージェ)の私的な聖堂として、左右両陣に聖歌隊席を設けたサンマルコ寺院で、壮大なステレオ効果を十分に発揮するよう作曲されました。半拍遅れで次々に鳴り響く旋律は、胸に迫る独特の郷愁を呼びます。
ヴォーチェでは、2001年4月16日(月)の17回公演でも皆さんにお届けしました。
(詳細な解説へ)
サンプル演奏時間約40秒 (637KB)  曲を聴く(ここをクリックして下さい) 


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